こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは機能性表示最新情報をご紹介します。
J506 ココカラダ ひざのやつ 非変性II型コ
ラーゲン
「本品には非変性II型コラーゲン(酵素分解水
溶化コラーゲンペプチドとして)が含まれてい
ます。非変性II型コラーゲン(酵素分解水溶化
コラーゲンペプチドとして)は膝の柔軟性・可
動性をサポートすることが報告されています。
また中高年の方の階段の昇り降り、しゃがむ、
床に落ちているものを拾うことをサポートする
ことが報告されています。また運動習慣のある
方の日常生活における歩行をサポートし、膝の
違和感を軽減することが報告されています。」
今回注目したいのは、機能性表示の文言ではな
く、当該製品が想定する主な対象者の文言です。
それは次のようにあります。
「アクティブな毎日を過ごしたい健康な成人男
女および健康な中高年男女および運動習慣のあ
る健康な成人男女」
「アクティブな毎日を過ごしたい」という表現
は、一般健食の広告ではよく目にするものです
が、機能性表示の対象者に入れる文言とはして
は耳慣れません。J506のSRにおける対象者の記
載としては 、「健康な成人男女および健康な
中高年男女および運動習慣のある健康な成人男
女」とされています。それと比較すると、「ア
クティブな毎日を過ごしたい」は、枕詞のよう
なもので意味はないものと考えた方がよさそう
です。ただ、対象者のところにそういう表現を
入れてもOKなのか、という点でちょっと意外な
感はあります。
ところで、「アクティブな毎日を過ごしたい」
がなかったとしても、このSRの対象者表現は少
し複雑な感があります。SRは一つしかないにも
関わらず、「健康な成人男女」「健康な中高年
男女」「運動習慣のある健康な成人男女」とい
う3種類の対象者があるからです。
J506は、Knaub2022、Lugo2013、Saiyed2021の3
報を採用したSRです。この中で例えば、「階段
の昇り降り、しゃがむ、床に落ちているものを
拾う」については、50歳以上の健常成人を対象
としたSaiyed2021に依拠します。一方、「日常
生活における歩行をサポート」は運動習慣のあ
る健常成人(20-55歳)を対象としたKnaub2022
へ依拠します。
このように、依拠するエビデンスの対象者がそ
れぞれ異なるため、対象者が3種類になり、機
能性表示の文言にしても「・・・が報告されて
います」が3回も出てくるという、複数のSRが
あるかのような構造になっているわけですね。
それでは、またメールしますね。