機能性表示水面下情報 ~309号~ UHA味覚糖さんのSOYLAXは行けるか?

元政府委員、薬事法ドットコム社主の林田です。

「薬理と治療」の10月号に、機能性表示を狙

ったUHA味覚糖さんのSOYLAXに関する

RCT論文が掲載されていました(>論文)。

狙うヘルスクレームは「一時的な精神的ストレ

スや疲労感の軽減」。

このRCTではコントロールとしてGABA入

りのポジコン(陽性対照)が用いられていまし

た。

今日はその分析をしてみたいと思います。

1.機能性表示の「手引き」では、技術的に困

難な場合や倫理的・実施上の合理的理由がある

場合は陽性対照等も可とされている。

2.「GABA → 一時的な精神的ストレスや疲

労感の軽減」のヘルスクレームで受理されてい

る事例は70件以上あり、この機能性は確立し

ているので、ポジコンとしての適格は十分あ

る。

3.普通のプラセボ = ネガコンだとそこに割

り付けられた被験者に無駄を強いる。

特に、本件のようにストレスを感じやすい人を

被験者とする場合はそういう配慮が必要。

それが本件でポジコンを採用する理由。

4.ポジコンにおけるGABAの1日摂取量は

これまでの受理事例の閾値が100mg程度であ

ることからして、100mg/日と設定。

5.評価方法としてはVAS(POMS、STAIを

もとにしたもの)。

6.SOYLAX群はGABA群に勝るとも劣らぬ

結果が得られたことから「GABAと同様の機

能性表示文言を用いて届出可能であること」が

示唆された、としている。

7.何となく行けそうではありますが、消費者

庁の判断はどうでしょうか?