弁護士出身の実業家・林田です。
今日は新春放談#3として、ポストアサヒ免疫
についてホームズ・ワトソンに語ってもらい
ましょう。
ワトソン:前回の最後に、私はアサヒGの免疫
表示受理に対し、OTC側はどう対応
するのか?お聞きしました。
「疑義」を出して潰しにかかるの
でしょうか?
ホームズ:いや、それは難しそうだ。「機能
性表示→免疫力維持、OTC→免疫力
改善」という棲み分けが内部では
できているようだ。
ワトソン:ということは、受理されやすくな
っているということですか?
ホームズ:その可能性はある。
ワトソン:となると、重要なのは受理基準の
クリアーですね。
ホームズ:そう、YDCが22年より前から示し
ていたもの。
pDC細胞等の上流細胞の活性化と
体調維持(主観評価)が同一の被
験者で確認されたということ。
ワトソン:今までNK細胞やT細胞など個別の免
疫細胞の活性化でエビデンスを作
りを進めて来たところは、こちら
に舵を切る必要がありますね。
ホームズ:その象徴的な例がハウスさんが昨
年の「薬理と治療」10月号に掲載
した「乳酸菌L-137摂取による免
疫学的ハイレスポンダーの単球活
性化と免疫に関連する自覚症状の
改善 -ランダム化二重盲検プラセ
ボ対照比較試験の再解析-」と
「乳酸菌L-137摂取による免疫学的
ローレスポンダーの血清I型インタ
ーフェロンの上昇と上気道症状の
改善 -ランダム化二重盲検プラセ
ボ対照比較試験の再解析-」という
2つの論文だ。
ハウスさんには個別の免疫細胞に
フォーカスした研究もあるが、そ
こを押しても埒が明かないと見て、
方針転換したのだろう。
ワトソン:個別の免疫細胞のエビデンス作り
に投資して来た他社さんも、これ
に倣う必要がありそうですね。
でも、具体的にどうすればよいの
でしょうか?
ホームズ:YDCに問い合わせてみることだ。
※お問い合わせはinfo@yakujihou.com 問い合
わせ係まで。