機能性表示制度|群間有意差なしでもOK!?/知られざる景表法の胆

こんにちは、
      林田学(Mike Hayashida)です。

機能性表示制度 
  
群間有意差なしでもOK!?
          知られざる景表法の胆

について解説します

 先週の機能性表示は8件がアップされました。
メディア的に注目を集めたのは

三ケ日みかんともや
ですが

実務的に重要な先例は東洋新薬さんの2件です。

まず、

メディボーン

骨に対する効果を調べるために
プラセボも用いて
血液中のイソフラボン濃度などを測定しているのですが

群間の有意差がありません。

群内の有意差だけです

(そもそも群間の有意差の解析をしていません)。
これで形式審査とはいえ
消費者庁が有効性を認めたのは画期的なことです。

次に、

メディコレス。

これは、
RTCをアウトカムとして
いったん日本食品新素材研究会誌に
2006年に発表した論文を
LDLをアウトカムとして書き直し
応用薬理に掲載する、

(予定の原稿をARTICLE IN PRESSとして提出)

という新手法です。

この2例は

届出のテクニックの重要性を
サジェストしている感じがします

何度も書いていますが
RCTやSRはかくあるべし的なセミナーを
受講してもあまり意味がないというのは

こういうことなのです。

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図も示しながら

今日の動画ニュースで説明していますので
こちらも是非ご覧ください。>>>コチラ


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