機能性表示最新情報 430号 /  動体視力訴求

こんにちは。YDCのミッシーです。

それでは機能性表示最新情報をご紹介します。

K649 EGCG(イージーシージー)タブレットV

「本品にはエピガロカテキンガレート(EGCG)
が含まれます。エピガロカテキンガレート
(EGCG)は、加齢とともに低下する中高年の方
の動体視力(遠方から近づいてくるものをはっ
きり見る力)の維持に役立つ機能が報告されて
います」

届出者は東洋新薬さんで、SRの作成も同社。採
用文献はYamane2025の1報のみという構成です。
注目したいのは「動体視力(遠方から近づいて
くるものをはっきり見る力)の維持」という表現。

これは初出の表現となります。

前々回のメルマガ、「ピント調節機能の色々」
では、以下の事例をご紹介しましたが、今回の
K649はそれと好対照をなしていると思います。

K613 ロートV5 ビジョンパワー

「本品にはクロセチン、イチョウ葉由来フラボ
ノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクト
ンが含まれます。クロセチン、イチョウ葉由来
フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペン
ラクトンは、日常的なパソコンやスマートフォ
ンなどの使用により低下する、遠く※のものに
ピントを合わせる力を維持することが報告され
ています。※遠くとは、個人がピントを合わせ
ることのできる最も遠い距離(遠点)のこと。」

少しおさらいをすると、K613は「遠くのものに
ピントを合わせる力を維持」というが初出の表
現であり、これはカメラに例えると、レンズ自
体の性能を示すというものと書きました。一
方で従来のピント調節機能は、オートフォーカ
ス機能という、調節機能に焦点を当てたもので
ある、ということも説明しました。

さて、そこで今回のK649はどちらに当てはまる
でしょうか。

K649では、動体視力について、評価指標は

KVA(Kinetic Visual Acuity)値というもの採用
してます。その補足説明として、「遠方から近
づいてくるものをはっきり見る力」とあります。
K613の「遠くのものにピントを合わせる力」と
似ていますが、近づいてくるものをはっきり見
る、と言っているので、これはオートフォーカ
ス機能・調節機能であることが分かります。

つまり、K649は初出の表現や、あまり使われな
い評価指標を取り上げてこそいるものの、従来
型のピント調節機能に焦点を当てた事例の仲間
と言えそうです。

ところで、評価指標の話が出たので一つ付け加
えると、K649ではKVA値について、一般的な健
常者の数値についてSRで示しています。K613の
場合も、等価球面度数について、健常者の数値
を示していました。以前にもメルマガで触れ
たと思いますが、健常者や病者の基準となる数
値を示すよう求められるケースが増えています
(以前は肌弾力関係などの一部だけでした)。
今後、新しい訴求や評価指標を用いる場合には、
こうした基準についてもよく考慮する必要があ
りそうですね。

それでは、またメールしますね。