こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは機能性表示最新情報をご紹介します。
L304 ディアレS(エス)
「本品には酢酸菌GK-1(G.hansenii GK-1)が含
まれます。酢酸菌GK-1は、pDC(プラズマサイト
イド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機
能の維持に役立つことと、花粉、ホコリ、ハウ
スダストなどによる鼻の不快感を軽減すること
と、乾燥が気になる健康な人の肌の快適感をサ
ポートすることと、一時的な精神的ストレスに
よる疲労感を軽減することが報告されていま
す。」
届出者はキユーピー社で、SRの作成も自社で行
われています。採用研究は、oe2024の1件のみ。
注目する表現は、「健康な人の肌の快適感をサ
ポートする」というものです。肌訴求に関して
は、これまで保湿や弾力などはありましたが、
「快適感」は初出です。どんな指標を採用して
いるのか詳しく見ていきましょう・・・といい
たいところですが、L304が提示するデータは
「肌の快適感VAS」1項目のみという、極めてシ
ンプルな構成。この項目がそのまま機能性に
なっている、という形ですね。
しかし、シンプルな中にも気になる点がありま
す。
SRで採用されている項目は1つだけですが、論文
を見て見ると、全体、顔、腕、脚の部位につい
て、肌の快適感VASと、乾燥に関するVASの測定
を行っていることが分かります。SRで採用され
ているのは、肌の快適感VASの全体の数値のみと
なっています(全体であることは数値の一致か
ら特定できます)。この中で群間有意差がある
のは、快適感VASの全体と顔の二つだけで、あと
は有意差なしという結果。全体は、顔、腕、脚
のスコアから算出したものです。ただ、SRの
データに関する項目で、論文からのデータ抽出
の基準が定められておらず、部位に関する記載
がないため、なぜ全体のデータだけを採用した
のか不明瞭さがあります(事前に登録されてい
るUMINにも部位の指定がない)。
もう一つ気になるのは、プラセボ群も改善して
いる点です。SRで採用されている全体の指標で
もプラセボ群が改善していることは示されてい
ますが、論文を見ると、先ほど挙げた快適感と
乾燥についての全体、顔、腕、脚の8項目すべて
において、介入群だけでなく、プラセボ群にお
いても、ベースラインと比較して有意に改善し
たことが記載されています。つまり、摂取品に
関わらず改善したなかで、差がついていたのが
全体、顔の快適感VASという位置付けになるわけ
ですね。試験期間は1月から3月。季節的な要因
によって極端な数値が出て、それが時間ととも
に落ち着いてきた、といったことが考え
られます。
総じて見ると、肌の快適感という表現は面白い
ものですが、エビデンスとしてはもうひと頑張
りほしいところではないでしょうか。
それでは、またメールしますね。
