機能性表示最新情報 424号 /  肌のターンオーバー

YDCのミッシーです。

それでは機能性表示最新情報をご紹介します。

K418 ぷるぷるライフ

「本品には、有胞子性乳酸菌(Heyndrickxia

coagulans SANK70258)が含まれます。有胞子

性乳酸菌(Heyndrickxia coagulans

SANK70258)には、便秘気味の女性の方の健全

な肌のターンオーバーを維持する機能があるこ

とが報告されています。」

届出者は日本予防医学研究所さんで、SRの作成

は三菱ケミカルさん、文献の採用は2報となっ

ていてメタアナリシスも行っています。注目し

たいのは「肌のターンオーバーを維持する」と

いう表現です。実はターンオーバーに関する訴

求は、還元型コエンザイムQ10に続いて2例目の

成分となります。以下のような事例です。

K357 カネカQ10果実グミ(ピンクグレープ

フルーツ味)b

「本品には還元型コエンザイムQ10が含まれま

す。還元型コエンザイムQ10には、健康な女性

の肌のターンオーバーを維持する機能や肌のう

るおいを保つのに役立つ機能、一過性のストレ

スを感じている方の一時的なストレスの軽減に

役立つ機能があることが報告されています。」

こちらは届出者がカネカ食品さんで、SRの作成

はカネカ食品さんと薬事法マーケティング事務

所が担当しています。文献の採用は1報となっ

ています。

どちらもターンオーバーの維持を謡っています

が、評価指標は異なります。K357の評価指標は

角層細胞面積。SR中ではこの評価指標を用いた

臨床試験論文をいくつか取り上げ、評価方法の

妥当性を説明しています。

一方、K418では評価指標を鱗屑としています。

ただ、こちらは文献的な裏付けによるものでは

なく、別紙様式5ー3において以下のようなロ

ジックで妥当性の説明としています。

「基底層における角化細胞の増殖から、分化・

角化を経て剥離に至る一連のサイクルを(表

皮)ターンオーバーという。・・・(中

略)・・・腸内腐敗産物であるフェノールおよ

びパラクレゾールは、角化分化プロセスを攪乱

し得ることが示唆されており、基底層で新たに

産生された細胞の成熟・移行が不十分となる可

能性がある。その結果、角層での剥離過程が乱

れ、角質細胞が集簇・残留しやすくなって鱗屑

形成に寄与し、ターンオーバーにも影響をおよ

ぼすことになる。」

要するに、ターンオーバーは角層細胞の増殖

に始まり(これがK357の指標)、その後剥離し

ていって鱗屑になる。このサイクルが乱れると

鱗屑が増える、ということです。

ちなみに、サイクルの乱れが大きくなって、通

常は28~40日程度が、4~7日程度になると、疾

病である乾癬になり、鱗屑も急増します。この

ためK418では、健常者での鱗屑の範囲の例を示

すことで、疾病ではないことの説明としていま

す。この健常者の範囲を示すというのは、肌関

連の機能性にではよく見るパターンなので、そ

れに倣ったものと考えられます。例えば、肌の

弾力の機能性などでも、健常者の範囲の例が示

されていますね。

さて、ターンオーバー訴求については2例目が

出たこともあり、今後、狙っていける表現に

なったのではないでしょうか。今後の進展に期

待です。

それでは、またメールしますね。