機能性表示最新情報 421号 /  近頃のASCONさんとエビデンスの評価 

こんにちは。YDCのミッシーです。

10月6日にASCON科学者委員会による機能性

表示食品のエビデンスに関する評価が公表され

ていました。最近、ASCONさんも少し影が薄か

った印象で、気づくのが遅くなりましたが、久

しぶりにみた評価表は以前と比べると簡素にな

ったようです。

ASCONさんの評価と言えば、増え続ける機能性

表示食品の数に全く追いついておらず、2、3

週くらいの周回遅れになっていた記憶もありま

すが、簡素になったことでそれもだいぶ解消さ

れた様子で、今回の公表では前年度のJ番台ま

でカバーしていました。

このASCONさんの評価ですが、A、B、C、という

3つの評価段階があります(それ以外に保留も

あります)。この評価は効果の強さではなく、

エビデンスの強さである、と説明されているこ

とから、SRにおける確実性の評価と同じような

ものと考えられます。

今回公表された結果によると、A評価は44件、B

評価は81件、C評価は64件、保留が27件となっ

ています。意外と高評価が多いと感じたのです

が、皆様はいかがでしょうか。

各評価基準について簡単にまとめると次のよう

になります。

A評価:5報以上の論文で有効判定がある。

B評価:RCTの論文が2報以上採用されていて、

有効判定が多数である

C評価:RCTの論文が1報、あるいは2報以上で有

効と無効の数が拮抗する

ちなみに、機能性表示のSRでよく目にする確実

性の評価方法には以下のような例があります。

バイアスリスク、非直接性、非一貫性、不精確、

その他(出版バイアス)について、それぞれ0、

-1、-2で評価を行う。それぞれの項目の数値の

総和を算出して、0~-2ならA評価、-3~-5なら

B評価、-6~8ならC評価、-9~-10ならD評価。

ASCONの評価方法だと、バイアスリスク、非直

接性については全く反映されません。不精確に

ついては、1群10名未満のRCTは認めないとして

いるのでそこに少し反映されている感じでしょ

うか。採用論文の数について触れてはいますが、

出版バイアスについてもあまり反映されていな

いようです。

SRの確実性の評価方法と一概に比較するのは乱

暴かもしれませんが、それでもASCONさんの評

価方法はそれほど厳しいものではなく、過度に

恐れる必要はないかもしれませんね。

なお、例として挙げたSRの確実性の評価方法で

すが、これでもかなり甘い基準になっている点

はご注意ください。

それでは、またメールしますね。