こんにちは。YDCのミッシーです。
それでは機能性表示最新情報をご紹介します。
K559 ザバスアクセルプロテイン
「本品に含まれる乳由来スフィンゴミエリンは
運動と併用することで、年齢とともに低下する
筋力・瞬発力の維持に役立つことが報告されて
います。」
届出者は明治さん、SRの作成も自社で行ってい
ます。注目したいのは「年齢とともに低下する
筋力・瞬発力の維持」という表現です。実はこ
の表現、「筋力」と「瞬発力」という二つの機
能性を合わせたものになっています。このため、
SRも筋力SRと瞬発力SRの二つが用意されて
います。
また、乳由来スフィンゴミエリンでの「筋力」
「瞬発力」は初めての表現。とくに「瞬発力」
について、機能性表示全体で見ても初出になっ
ています。
さて、その瞬発力のSRですが、採用研究は2件。
瞬発力の効果指標としては、垂直飛びの跳躍高、
膝進展や屈曲時の仕事量、上体起こし回数、と
しています。瞬発力と言っても特殊な測定をし
ているわけではなく、運動能力測定のような項
目ですね。
瞬発力を訴求表現として考える上で重要なこと
は、ここで言う瞬発力というのがどういうもの
なのか、それは健康の維持・増進と関りがある
ことなのか、という点になると思います。K559
は、瞬発力について別紙様式5-3で次のように
説明します。
「筋肉が発揮する力の特性の中に「(最大)筋
力」と「瞬発力」がある。前者は筋肉が最大限
に発揮できる力の大きさであり、後者は筋肉が
速さも伴って短時間で力を発揮する能力である。
運動機能は筋力と瞬発力に関係があり、筋力と
瞬発力の維持は、運動機能を保つために欠かせ
ない」
筋肉及び筋力と絡めて説明しているところが上
手いところだと思います。筋肉と筋力は機能性
表示の表現としては既に使われている表現なの
で、それらと同等のものだという事を示してい
ます。実際、瞬発力という言葉だけを聞くと、
運動選手が必要とするような特異的な能力をイ
メージしがちですが、K559の瞬発力はそういう
ものではないというわけです。
さらに、健康の維持・増進との関係については、
次のような説明もあり、瞬発力を表現に加える
にあたって、苦心した様子がうかがえます。
「筋力と瞬発力は死亡率を予測する要因である
ことが示唆されており、筋力と瞬発力は健康の
維持増進において重要な運動機能である。厚生
労働省の「健康づくりのための身体活動・運動
ガイド2023」において、運動により筋力や身体
機能が改善し、高齢者では転倒や骨折のリスク
が低減することが記載されている。さらに、瞬
発力は筋力よりも高齢者の運動機能とより強く
関連する。転倒とそれに伴う骨折のリスクは瞬
発力低下と密接に関連している。また、日常生
活動作を遂行する能力において瞬発力の重要性
が示されており、実際に複数の報告がされてい
る」
もう一つ、K559の特徴的な点として、瞬発力の
指標とした、垂直飛びの跳躍高、膝進展や屈曲
時の仕事量、上体起こし回数それぞれについて、
一般的な健常者を示す数値が示されていること
が挙げられていることがあります。これによっ
て、採用研究の被験者が病者ではなく、健常者
であることを確認しているわけです。健常者や
病者の基準となる数値を示すことは、これまで
にも肌弾力の事例などで見られていたのと同じ
やり方ですね。
全体としてみると別紙様式5-3の記載量が多く、
「瞬発力」という表現をクリアするために苦労
したという事かもしれませんね。
それでは、またメールしますね。
