機能性表示最新情報 426号 /  トウビシ果皮由来ポリフェノール・排尿4例目

こんにちは。YDCのミッシーです。

それでは機能性表示最新情報をご紹介します。

K530 排尿健康源c
「本品にはトウビシ果皮由来ポリフェノールが
含まれます。トウビシ果皮由来ポリフェノール
は、トイレが近いと感じている健康な中高年の
方の日常生活における排尿に行くわずらわしさ
をやわらげる機能があると報告されていま
す。」

届出者はハーブ健康本舗さんで、SRの作成は林
兼産業さんとなっています。SRで採用されてい
るのは、Tomiya2023 の一報だけで、評価指標
はOAB-qの「困った程度」と「健康関連総合
QOL」になっています。

これまでに排尿を訴求する事例は3つのパター
ンがあり、以下はそれぞれの成分とその主要な
評価指標です(これに加えて、QOL関連の指標
をいくつか見ている場合もありますが、割愛し
ています)。

キナ酸(F18):1日トータルの排尿回数
ノコギリヤシエキス(I182):朝起きてから寝
るまでの尿回数
ザクロ由来プニカラジン(I428):尿意切迫感
の回数

いずれの場合も「回数」という具体的な数値の
変動を根拠としていました。ただ、排尿回数が
減ったからと言って、そのまま排尿改善として
しまうと機能性表示の範囲を超えるため、QOL
などと結び付けて、「日常生活における排尿に
行くわずらわしさをやわらげる」といった表現
にブレークダウンするという方法が取れられて
います。

対して、今回のK530ではOAB-qの「困った程
度」という、主観的な側面の強い指標が採用さ
れています。これまでの3パターンの傾向から、
排尿回数のような客観的な指標は必須と考えて
いましたが、K530は必ずしもそうではないこと
を示しています。とは言え、下記のようなしっ
かりした理論武装は必要と言えるでしょう。

「OAB-q「Symptom bother」のスコアは「何度
も尿をすること」「尿がしたくて不快であるこ
と」「前触れもなく急に尿がしたくなること」
といった8つの項目に対してどの程度困ったか
を評価し、スコア化したものである。このこと
から、トウビシ果皮由来ポリフェノールの摂取
によるOAB-q「Symptom bother」の改善は、日
常生活における排尿に関する困った気持ちをや
わらげたといえる。また、過活動膀胱診療ガイ
ドラインによると過活動膀胱は日常生活の支障
となり、困窮度を評価することが重要であると
表記されている。このことから、困窮度を評価
する指標であるOAB-qの「Symptom bother」を
評価指標とすることは妥当であると考えられ
る。」

排尿訴求についてはまだまた数は少ないですが、
K番台になってからはノコギリヤシエキス
(I182)のリニューアル版もでており、エビデ
ンスさえそろっていれば、それほど難しくない
領域になってきたのかもしれません。

それでは、またメールしますね。