こんにちは。YDCのミッシーです。
10月6日にASCON科学者委員会による機能性
表示食品のエビデンスに関する評価が公表され
ていました。最近、ASCONさんも少し影が薄か
った印象で、気づくのが遅くなりましたが、久
しぶりにみた評価表は以前と比べると簡素にな
ったようです。
ASCONさんの評価と言えば、増え続ける機能性
表示食品の数に全く追いついておらず、2、3
週くらいの周回遅れになっていた記憶もありま
すが、簡素になったことでそれもだいぶ解消さ
れた様子で、今回の公表では前年度のJ番台ま
でカバーしていました。
このASCONさんの評価ですが、A、B、C、という
3つの評価段階があります(それ以外に保留も
あります)。この評価は効果の強さではなく、
エビデンスの強さである、と説明されているこ
とから、SRにおける確実性の評価と同じような
ものと考えられます。
今回公表された結果によると、A評価は44件、B
評価は81件、C評価は64件、保留が27件となっ
ています。意外と高評価が多いと感じたのです
が、皆様はいかがでしょうか。
各評価基準について簡単にまとめると次のよう
になります。
A評価:5報以上の論文で有効判定がある。
B評価:RCTの論文が2報以上採用されていて、
有効判定が多数である
C評価:RCTの論文が1報、あるいは2報以上で有
効と無効の数が拮抗する
ちなみに、機能性表示のSRでよく目にする確実
性の評価方法には以下のような例があります。
バイアスリスク、非直接性、非一貫性、不精確、
その他(出版バイアス)について、それぞれ0、
-1、-2で評価を行う。それぞれの項目の数値の
総和を算出して、0~-2ならA評価、-3~-5なら
B評価、-6~8ならC評価、-9~-10ならD評価。
ASCONの評価方法だと、バイアスリスク、非直
接性については全く反映されません。不精確に
ついては、1群10名未満のRCTは認めないとして
いるのでそこに少し反映されている感じでしょ
うか。採用論文の数について触れてはいますが、
出版バイアスについてもあまり反映されていな
いようです。
SRの確実性の評価方法と一概に比較するのは乱
暴かもしれませんが、それでもASCONさんの評
価方法はそれほど厳しいものではなく、過度に
恐れる必要はないかもしれませんね。
なお、例として挙げたSRの確実性の評価方法で
すが、これでもかなり甘い基準になっている点
はご注意ください。
それでは、またメールしますね。
