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『ノバルティスの論文データ改ざんは無罪』

【2021.07.01.】
『ノバルティスの論文データ改ざんは無罪』
ノバルティスファーマ社の高血圧治療薬「ディオバン」の論文データを改ざんしたしとて、元社員と法人が薬事法違反に問われていた事件で、最高裁第1小法廷が検察側の上告を棄却しました。
検察側は、元社員が臨床試験データを改ざんして医師に提供し、学術雑誌に論文を掲載させたことが薬事法で禁じられている「虚偽広告」に当たると起訴していました。
第1小法廷は「情報の受け手がどのように受け止めるかが重要だ」としました。
これにより雑誌掲載は広告に当たらず、学術用の論文であり、専門的な学術誌への掲載が医薬品の購入・処方を促すものでは無いとした一、二審の無罪が確定しました。

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