『ＨＰ制作業者(東京の「サイト」)の元代表、「ドロップシッピング」商法について、詐欺容疑で逮捕』

【2012.03.04】
『ＨＰ制作業者(東京の「サイト」)の元代表、「ドロップシッピング」商法について、詐欺容疑で逮捕』
東京都台東区の「サイト」の元代表、吉田実容疑者(41)は3日、業者に代わって個人がインターネット上で商品を販売する「ドロップシッピング(ＤＳ)」商法で、2009年ころ、東京都の顧客らに「2～3カ月で元は取れる」などと嘘の説明で勧誘し、契約者5人らからホームページ制作費用として900万円をだまし取ったとして、警視庁生活経済課に逮捕されました。サイト社はこれまでに、約430人から4億1000万円を詐取した疑いがあるそうです。捜査関係者によりますと、ＤＳ商法での逮捕は全国初だということです。
その他の情報
1.同社は、消費者庁などに「解約に応じてくれない」など契約者からの苦情が100件以上あり、2010年5月に本社などを特定商取引法違反(不実告知)容疑で家宅捜索されていたそうです。
2.「ドロップシッピング」は、業者が商品の仕入れと発送を担当し、個人契約者は、価格設定を行い仕入れ値との差額が利益になる形態で、在庫を持たない手軽さから会社員や主婦の副業として05年ころから広まったそうです。しかし、利益が出ないケースも多く、サイト開設費用の返金などのトラブルが多発していたということです。