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『甲府病院の過剰被爆問題受け、投与量責任者、診療放射線技師から医師にシフトの傾向』

【2011.12.28】
甲府市立甲府病院の放射性物質を使った核医学検査で子どもが過剰被爆した問題を受けて日本放射線技師会が実施した調査によりますと、検査薬の標準投与量を決める責任者が技師の医療機関が21%、医師の施設は75%だったそうです。技師会の今年1月~3月の調査では55%の施設で責任者が技師だったということで、投与量の決定責任者を、診療放射線技師から医師に変更した医療機関が増えており、技師会では過剰投与問題がきっかけとみているそうです。
その他の情報
1.甲府市立甲府病院の技師は、医師の資格がないのに検査薬の投与量を決めていたとして、医師法違反の疑いで山梨県警に調べられています。
2.技師会の諸澄邦彦委員長は「6割以上の施設は年間の検査数が千件以下と少なく、専門医がいるとは限らない。技師が学会の指針などを基に投与量を決める行為を医師法違反とするのは酷ではないか」と話しているということです。
3.投与量決定のマニュアルがある医療機関は48%だったのに対し、作成中は17%、マニュアルのない施設は33%だったそうです。
※2011.12.02のニュースも参照して下さい。

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