『機器試験業者(三重の「コスモス・コーポレイション」)、薬事法に基づく業務改善命令』

【2011.12.28】
「コスモス・コーポレイション」(三重県度会町)は27日、医療機器であるマッサージチェアの性能審査に不備があったとして、厚生労働省より薬事法に基づく業務改善命令を受けました。同社は2006年と今年、メーカー2社が製造したマッサージチェア3機種を審査した際に、事故防止用に義務づけられている緊急停止スイッチがないのを見逃し、同省の基準に適合していると認証するなどしたということです。同法の登録認証機関が業務命令を受けるのは初めてだそうです。これまでに同社が扱った医療機器約2000機種についても審査が適正だったかを確認して報告をするように求められました。問題の商品は計約6300台販売されているが事故は報告されておらず、いずれもメーカーが既に自主回収を始めているということです。