『消費茶長が根拠なくダイエット表示をしていたとして健康食品の通販会社ジェイフロンティア株式会社と株式会社ジプソフィラに景表法違反で課徴金納付命令』

【2020.03.17】
『消費茶長が根拠なくダイエット表示をしていたとして健康食品の通販会社ジェイフロンティア株式会社と株式会社ジプソフィラに景表法違反で課徴金納付命令』

消費者庁は17日、根拠なくダイエット表示をしていたとして、酵素の健康食品を販売する通販会社のジェイフロンティア株式会社と株式会社ジプソフィラの2社に対し、景品表示法に基づく課徴金納付命令を出したとのことです。

ジェイフロンティアは、2016年11月～2018年3月の間に、自社サイトと新聞折込チラシ、ポスティングチラシで、同社が販売する「酵水素328選生サプリメント」について、ウエストにくびれのある水着姿の人物の写真と商品の写真とともに、「プヨプヨ ぽっこり 気になる 酵水素328選生サプリメントをご検討中のあなたへ」などと記載し、あたかも商品を摂取するだけで、商品に含まれる成分の作用により、容易に痩身効果が得られるかのように示す表示をしていたとのことです。同社は同庁の求めに応じ、含有成分などに関する資料を提出したが、表示を裏付ける根拠とは認められなかったとして、同庁は、2億4988万円の課徴金納付命令を出したとのことです。

一方、ジプソフィラも、販売する「生酵素」という食品について、自社サイトで18年3月から同年11月まで、例えば腹部にメジャーを巻き付けた人物の写真および商品の写真とともに、「さぁ、ダイエットしよう」「222種の植物で健康的にダイエット」などと記載し、あたかも商品を摂取するだけで、商品に含まれる成分の作用により、容易に痩身効果が得られるかのように示す表示をしていたが、同社も提出資料から合理的な根拠を示せなかったとして、同庁は、2億8964万180円の課徴金納付命令を出したとのことです。

同社は措置命令を受ける前に、一般消費者に対し、社告を一般紙やHPに掲載するなどの誤認排除措置を講じていたとのことです。