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『消費者支援機構関西が兵庫県のP&G Japan株式会社に消臭剤「ファブリーズ」の広告表示に根拠がないとして指摘』

【2019.05.14】
『消費者支援機構関西が兵庫県のP&G Japan株式会社に消臭剤「ファブリーズ」の広告表示に根拠がないとして指摘』

(特非)消費者支援機構関西は、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(株)が製造販売する消臭剤「ファブリーズ」の広告表示を問題視し、不当景品類および不当表示防止法上の観点から、広告表示の是正について問い合わせを行って、同社がこれに対応したと報告したとのことです。

問い合わせを行った表示内容はテレビ広告で、「瞬間お洗濯!」「新!ファブリーズで洗おう。」の表示について、汚れを落とす効果があるわけではないのに表示していること、また「99.9%除菌・消臭」について、根拠となる具体的な実験方法および結果、さらに「対象外の菌もあります」記載されているが、具体的にどの菌が対象外なのかなどについて回答を求めたところ、同社は「瞬間お洗たく」との表示を中止し、表示を変更していくとし、「99.9%除菌・消臭」との表示については「99.9%」が除菌のみにかかると説明し、「消臭&99.9%除菌」の表記に変更するとしたとのことです。さらに問い合わせの対象ではなかった「10秒スプレーで簡単お洗たく」「空気を10秒お掃除」の表示についても変更すると回答したとのことです。

同団体は問い合わせに対して対応したとして、表示・広告に対する不当景品類および不当表示防止法に基づく差止請求を現時点では見合わせ、同社に対する問い合わせ活動をいったん終了するとのことです。

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