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『国民生活センターは健康食品などのネット通販で「定期購入」に関するトラブルが前年上回るペースで発生していると発表』
【2017.11.16】
『国民生活センターは健康食品などのネット通販で「定期購入」に関するトラブルが前年上回るペースで発生していると発表』
(独)国民生活センターが、健康食品などのインターネット通販で、「お試し」のつもりが「定期購入」だったという消費者トラブルが昨年を上回るペースで発生していることが、同センターが16日に発表した相談件数の推移からわかったとのことです。同センターは昨年6月、消費者に対して注意喚起を行ったが、その後も状況の改善が進んでいないとのことです。
今年4~10月までの期間に、PIO-NETに寄せられた相談件数は7,814件に上り、前年同期の7,670件を上回ったとのことです。解約を申し出るために事業者に連絡しても、電話がつながらないといった「連絡不能」に関する相談も多く、全体の23%を占めたとのことです。同センターの相談情報部では、相談件数が増加している理由について、「どんどん新たな事業者が参入していることが挙げられる」と説明しているとのことです。
また、同センターによると、特定の11事業者に関する相談件数が突出して多く、11事業者の合計件数は全体の約5割を占める。これらの事業者は、「ダイエット」「バストアップ」「筋肉増強」などを標ぼうしたサプリメント、「除毛」「増毛」をうたった化粧品などを販売しているとのことです。
同センターは事業者に対し、広告の最終確認画面に定期購入が条件であることや支払い総額、解約条件などを表示するように申し入れる方針で、消費者庁には、特商法違反行為に対して適切な執行を求めるとのことです。