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『愛媛や茨城など4府県警の合同捜査本部が健康食品を効能をうたって販売をしていたホリスティック予防医学研究所の理事長ら2人を医師法違反と薬機法違反で逮捕』

【2017.07.18】
『愛媛や茨城など4府県警の合同捜査本部が健康食品を効能をうたって販売をしていたホリスティック予防医学研究所の理事長ら2人を医師法違反と薬機法違反で逮捕』

愛媛や茨城など4府県警の合同捜査本部は18日、医師免許なしで健康状態の診断をしたなどとして、医師法違反(無資格医業)や医薬品医療機器法違反などの疑いで、松山市の「ホリスティック予防医学研究所」理事長の杉喬夫(たかお)容疑者(70)ら2人を逮捕したとのことです。同容疑者は医師法違反の容疑は認め、医薬品販売は「許可が必要だと知らなかった」と、一部否認しているとのことです。

愛媛県警によると、同容疑者は2015~2016年に東京都内のホテルなどで、医師免許がないのに、愛媛県内の女性ら計7人に病歴などを書面に記入させたうえで、患者に採血させた血液を顕微鏡で検査し、健康状態を診断した疑いや、無許可で12種類のサプリメントを、効能などをうたった医薬品として、約55万円で販売した疑いがあるとのことです。

同容疑者は採血の際に医学博士を名乗り、血液検査では「赤血球が貧弱。胆のうか膵臓(すいぞう)が弱っている」「赤血球にとげがある。腸が弱っている」などと患者に伝え、サプリメントの購入を勧めていたとのことです。

また、同容疑者が代表取締役を務めていた健康食品販売会社「アムスジャパン」高知支店責任者の今井俊介容疑者(36)は、同容疑者と共謀し、無許可で医薬品を販売したとして、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕されたとのことです。

愛媛県警は関連資料を精査し、同容疑者らが2014~2016年ごろ、全国の約500人にサプリメントを医薬品として販売し、約1億2千万円の売り上げがあったと確認したうえで、昨年11月、研究所など複数の関係先を家宅捜索したとのことです。

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