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『がんに効果の飲料水』で無登録株を販売
医療ベンチャーの「ウィンメディックス」は『がん治療に効く、副作用のない飲料水を開発している』『近いうちに医薬品として承認される』として無登録株を販売した金融取引法違反、組織犯罪処罰法の容疑で、社長ら3人が逮捕された。法人としての同社も書類送検された。
株主になると、「がんが治る」というふれこみのヨウ素水を、定価より安く購入できるとのことで、購入者のほとんどが、がん患者やその家族だった。
2021年12月~2022年3月までの間で全国のがん患者ら約15,000人に株を売り、計約80億円を集めていた。
また、関連法人の口座に寄付として振り込ませて、約7億円を寄付金かのように装った。
患者に対し、抗がん剤や放射線治療を否定し、自社製品の摂取を勧めたり食事指導なども行っていた。
その後死亡したり、病状悪化するなどした患者の存在が明らかになった。