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『東京都、アフィリエイト広告等の不当表示で通販事業者2社へ措置命令』

【2023.3.30】

東京都、アフィリエイト広告等の不当表示で通販事業者2社へ措置命令

 

東京都は3月28日、アフィリエイト広告やネット広告上で不当表示を行っていた通販事業者2社に対し、景表法第7条第1項の規定に基づき、再発防止を求める措置命令を行った。都によると、2社からは表示の裏付けとなる資料が提出されたが、いずれも表示に関する合理的根拠は認められなかったという。まず、ツインガーデン(東京都渋谷区)については、自社が販売する食品「B.B.B(トリプルビー)」をアフィリエイトサイト等で宣伝するにあたり、「筋肉の成長を促し、分解を抑える働きを持ったHMBを配合」「HMBとクレアチンが代謝を上げて太りにくい体にするための筋力アップをサポート」などと、あたかも食事制限や運動をしなくても顕著な痩身効果を得られるかのように謳っていたという。しかし、実際には「B.B.Bを使った人の声」として掲載されていた3名分の画像が製品を実際に使用したユーザーの画像ではなく、写真素材販売サイトから購入したものだった。都によると、当件は都の不当表示通報サイトへ通報が発端となり、今回の処分に至ったとしている。他方、エムアンドエム(東京都港区)については、自社が販売する医薬部外品の美容クリーム「アンリンクル」を、広告代理店が制作したウェブページ上で宣伝するにあたり、「【医師が暴露】国が認めた〇〇なら顔面だるだる主婦(45)がピーンッ!? 製薬会社共同開発クリームが凄い」「シワ・たるみを撃退した人が続出! みんな、確実に肌が若返ってます!」などと標榜していた。ところが、同広告上の比較写真は、他社商品の広告に使用されたのと同じものが掲載されていたという。なお、当初は両社ともに自社の表示責任を否定していたが、都は両社がアフィリエイターや広告代理店に表示内容の決定を委ねていた責任を認定し、今回の処分に至ったとしている。

 

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