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『機能性表示食品市場が拡大し、トクホが6年ぶりにマイナスの見込み』

【2016.03.23】
『機能性表示食品市場が拡大し、トクホが6年ぶりにマイナスの見込み』

 2016年の機能性表示食品市場は昨年の2倍以上に当たる699億円に膨らむ見込みとのことです。
 機能性表示食品とは2015年4月に開始された科学的根拠に基づいた機能性を「事業者の責任において」表示した食品の制度で、特定保健用食品(トクホ)との違いは、トクホが効果や安全性について国の審査と許可が必要なのに対し、機能性表示食品は、販売前に安全性及び機能性の根拠などを消費者庁長官へ届け出るだけでよいとのことです。

 市場規模を調査した結果、機能性表示食品の2015年の見込みは303億円で、トクホは3,862億円だったが、2016年予測では、機能性表示食品が699億円と2.3倍に伸び、トクホは6年ぶりのマイナスとなる3,840億円になると見込まれているとのことです。

 富士経済では「機能性表示食品の予測は2015年調査時点のもので、その後に発売された商品や受理待ちの商品など2016年以降の発売を控えている商品を考慮すると、予測値を大幅に上回るとみられる」とし、「トクホより低コストでスピーディに商品化出来る機能性表示食品へ注力をシフトする企業もあり、その影響でトクホ市場はマイナスとなることが予測される」と分析しているとのことです。

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