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『消費者庁がライオンのトクホ飲料に誇大広告があったとして健康増進法違反で再発防止などを求める勧告』
【2016.03.01】
『消費者庁がライオンのトクホ飲料に誇大広告があったとして健康増進法違反で再発防止などを求める勧告』
消費者庁は1日、日用品大手のライオンが、特定保健用食品(トクホ)の飲料について、広告に「薬に頼らず血圧対策」と記載したのは、健康増進法違反(誇大表示)にあたるとして、同社に再発防止などを求める勧告を出したとのことです。トクホの広告に対しての処分は全国で初めてとのことです。
処分対象となった商品は、酢を主成分とする「トマト酢生活トマト酢飲料」で、2007年にトクホとして許可されたとのことです。ライオンはこの商品について昨年9月~11月にかけて、全国紙と地方紙計14紙に掲載した広告に、「臨床試験で実証済み、驚きの血圧低下作用」などと記載したとのことです。
トクホで許可された表示は「血圧が高めの方に適した食品」などで、高血圧を改善する効果については認られておらず、消費者庁は「健康の保持増進効果について著しく誤認させる表記」と判断したとのことです。
ライオンは「法への理解不足があり、広告内容に対する社内のチェック体制にも不足があった。勧告を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に取り組みたい」とコメントしたとのことです。