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『医療法人理事ら、訪問診療で勤務実態のない医師を届け出た疑いで書類送検』

【2022.05.30】

『医療法人理事ら、訪問診療で勤務実態のない医師を届け出た疑いで書類送検』

 

大阪府警は5月26日、実際には勤務実態のない医師を届け出ることで、常勤が義務づけられている管理医師をあたかも常勤させていたかのように偽装した医療法違反の疑いで、大阪府堺市の医療法人「JMC会」の理事と京都市の男性医師らを書類送検した。容疑者の理事は2021年の2月から5月にかけ、同医療法人の経営するクリニックで訪問診療を中心に診察を行っていたが、計6回に渡る市の立ち入り検査に対し、「ちょっと外しています」などと虚偽の報告をしていたとされる。警察の調べによると、男性医師は「名義貸しを引き受けたがクリニックに行ったことはない」と話しており、同理事も自分が指示して口裏を合わせたことを認めているという。また、訪問診療は外来に比べ10倍以上の診療報酬を得られるが、外来診療との比率が一定基準を超えると診療報酬の一部が減額される仕組みとなっているため、より高額な報酬を得るために外来診療の件数を実際よりも多く装った可能性もあるとみられている。

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