『処方箋なしで更年期障害用の「メルスモン」などを販売したとして医師ら３人逮捕』

【2022.03.4】

『処方箋なしで更年期障害用の「メルスモン」などを販売したとして医師ら３人逮捕』

兵庫県警生活経済課と西宮署は３月２日、処方箋なしで美容効果をうたう医薬品を販売したとして、大阪市東住吉区の医師（５９）、その弟で同市天王寺区の医薬品卸売会社社長（５４）、さらに同市阿倍野区の同社役員（５８）ら男女３人を医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕した。３人は昨年５月、逮捕された医師が営む大阪市のクリニックで男性（４１）に更年期障害用の「メルスモン」など医薬品計２５０本を４万５３００円で販売。また同年６月にも、医師の処方箋を持たない同じ男性に対し、弟が自ら経営する会社の事務所内で、メルスモンの小瓶１００本を２万３４００円で販売した疑い。容疑者の医師は、「販売したことは間違いないが、弟らはこの取引を知らない」と３人の共謀を否定。また、弟の会社社長は、「兄がどんな取引をしていたか知らないが、医薬品の運搬は手伝った」などと話しているという。県警側の発表によると、メルスモンは胎盤成分を抽出した「プラセンタ」を原料としているが、許可を受けずにその美容効果を標榜し、客に対してこれを不正に販売していたという。