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『千葉県のドラッグストアくすりの福太郎が薬の服用歴を17万件程未記載だったとし不適切請求で一部返納へ』

【2015.02.10】
『千葉県のドラッグストアくすりの福太郎が薬の服用歴を17万件程未記載だったとし不適切請求で一部返納へ』

千葉県のドラッグストアチェーン「くすりの福太郎」は10日、関東の48店舗の調剤薬局で薬剤師が薬を出した際、薬の重複やアレルギーを防ぐための薬剤服用歴(薬歴)を17万3515件以上を記載していなかったことを明らかにしたとのことです。厚生労働省は今後、くすりの福太郎側からの報告を待ち、必要があれば「薬歴管理指導料」の一部返還を求めるとのことです。

親会社の「ツルハホールディングス」(HD・札幌市)の堀川政司まさし社長らは同日、札幌市で記者会見し、今後の調査で薬歴未記載による診療報酬の不適切請求が判明すれば、返還する方針を示したとのことです。

鎌ヶ谷市内で記者会見した「くすりの福太郎」の小川久哉社長らによると、2013年3月、店舗の一つから「薬歴の入力が滞っている」と報告があり、69店舗を対象に内部調査を行ったところ、48店舗で計17万3515件の薬歴の未入力が発覚し、同年8月までに滞っていた分の入力を終えたが、今年1月にはツルハHDからも薬歴の未記載の指摘があり、追加の入力を済ませたとのことです。薬歴が未記載のまま処方された薬による健康被害の報告はないとのことです。

小川社長は会見で「ご心配、ご迷惑をかけて申し訳ない。親会社の調査に協力し、状況が落ち着けば責任を取る」と述べたとのことです。

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