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『横浜市がステロイドを使っていない漢方クリームと虚偽の広告で販売をしていたとして横浜市の山口医院に業務改善を指導』
【2014.03.05】
『横浜市がステロイドを使っていない漢方クリームと虚偽の広告で販売をしていたとして横浜市の山口医院に業務改善を指導』
横浜市が1月、副作用の恐れがあるステロイド入り塗り薬を「ステロイドを使っていない漢方クリーム」と広告していたとして、同市都筑区の「山口医院」に業務改善を指導していたとのことです。インターネットで「ステロイドが入っているようだ」との情報が広がり、市には約50件の相談が寄せられている。処方された人数は不明で、これまでのところ健康被害の訴えはないとのことです。
市医療安全課によると、同医院はホームページで塗り薬はアトピー性皮膚炎の治療薬で、「漢方クリーム(ステロイドは使用していません)」などと宣伝していたとのことです。
昨年9月以降、市に「薬が効き過ぎるので、ステロイドが入っていないか心配だ」などの相談が寄せられたため、市が同10月、同医院に塗り薬の成分を調べるよう指示したところ、男性院長は今年1月、中国の製造工場でステロイドが混入したと説明したとのことです。市は医療法に違反しているとして、広告の削除と、塗り薬を処方した患者への説明を指示したとのことです。
アトピー性皮膚炎に悩まされている東京都の主婦は、未就学の娘にも湿疹が出ていることから、ネットで評判のよかった同医院を受診し、院長は「これまで効かなかった人はいない」と、4000円の漢方クリームを処方したとのことです。
主婦は「副作用が怖いのでステロイド入りの薬は使いたくなかった。子供のことを考えると、自責の念でいっぱい」と話しているとのことです。