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『消費者庁はトクホの許可申請手続きの合理化・迅速化が求められたことを受けて、改正作業の工程表を公表』

【2013.10.01】
『消費者庁はトクホの許可申請手続きの合理化・迅速化が求められたことを受けて、改正作業の工程表を公表』
 政府の規制改革会議で特定保健用食品(トクホ)の許可申請手続きの合理化・迅速化が求められたことを受けて、消費者庁は30日、試験デザインの明確化などを含む改正作業の工程表を公表したとのことです。
 消費者庁が発足した2009年9月から今年8月末までに、申請案件のうち、許可に至らなかったのは23件とのことです。その理由に、「有効性または安全性に関する追加データ提出の指摘事項に、回答できずに取り下げた」、「有効性または安全性が十分に確認できないと消費者委員会などから意見があった」などがある。また、消費者庁がトクホ取得企業を対象に行なったアンケート調査によると、ヒト試験の被験者数、試験期間や評価対象項目の設定、試験デザインの明確化を求める要望が多かったとのことです。
 これらを踏まえ、消費者庁は10~11月頃に、通知「特定保健用食品の審査申請における添付資料作成上の留意事項について」の改正案を取りまとめ、消費者委員会での議論を踏まえ、来年3月までに通知を改正するとのことです。
 消費者庁食品表示企画課では、「必要な試験内容を明確にするが、基準が甘くなったり、厳しくなったりすることはない。従来、ヒト試験について十分に理解できなかった企業が見られたが、試験デザインなどを明確化することで、そのような状況をなくしたい」と話しているとのことです。

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