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『診療放射線技師塚本被告が医師を装いがん患者を問診したとして、医師法違反と詐欺の罪で起訴』

【2013.09.06】
『診療放射線技師塚本被告が医師を装いがん患者を問診したとして、医師法違反と詐欺の罪で起訴』
医師を装いがん患者を問診したとして、医師法違反と詐欺の罪に問われた東京都八王子市、診療放射線技師塚本正人被告(47)の初公判が6日、横浜地裁(前沢久美子裁判官)で開かれたとのことです。起訴内容を認めた同被告が、17年間にわたり「医師」をかたり、元妻ら親族もだましていたことが判明し、「医師への憧れがあり、自分は見えっ張りだった」と同被告は法廷でそう打ち明け、頭を下げたとのことです。
検察側の冒頭陳述や被告人質問によると、身分を偽るきっかけは1996年ごろ、行きつけの喫茶店の店主に勤務先の医師が同被告を「放射線科の先生」と紹介し、自尊心をくすぐられ、「いつかはばれると思った」が、店主に紹介され結婚した元妻にも「医師」とうそをつき続けた。麻酔科指導医、救急科指導医などの肩書で、講演もこなすようになったとのことです。
2012年9月ごろ、元妻の親類で末期のがんを患う男性から診察を頼まれ、それまで診断や投薬は「一度もしたことがなかった」というが、インターネットなどからの知識で問診や触診を繰り返しながら、市販の栄養補助食品を薬として販売、今年1月までに計約270万円をだまし取ったとのことです。
裁判官から「高額な薬代を請求したのは、末期の患者を利用したとしか思えない」と問われると、塚本被告は「異常な行為と思ったが、それ以上にお金が欲しいと思ってしまった」とうなだれたとのことです。
同被告からの紹介状を受けた医師が不審に思い、無免許が発覚したとのことです。被告は「これ以上、偽らなくていいと気持ちが楽になった」と心中を吐露したとのことです。
検察側は論告求刑で「患者が適切な医療行為を受ける機会を奪った」などとして懲役3年を求刑、即日結審した。判決は20日に言い渡されるとのことです。

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