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『東京都が横浜市の健康食品販売業者「ありがとうひろば」が「がんに効く」などと根拠のない宣伝で高齢者に売っていたとして3ヶ月の業務停止命令』
【2013.08.06】
『東京都が横浜市の健康食品販売業者「ありがとうひろば」が「がんに効く」などと根拠のない宣伝で高齢者に売っていたとして3ヶ月の業務停止命令』
東京都は6日、全国で販売会を開き、高額な健康食品を「がんに効く」などと根拠のない宣伝で高齢者に売っていた横浜市港北区の販売業者「ありがとうひろば」に対し、特定商取引法に基づく業務停止3カ月の命令を出したとのことです。購入者に100万~300万円の商品券も買わせる手口で十数億円を集めていたとみて、都が被害実態を調べているとのことです。
都消費生活部によると、同社は米や砂糖を無料配布するとの触れ込みで高齢者らを集め、ビルの一室などで販売会を開催し、健康への不安をあおったうえで「きのこ源」「鮫(さめ)軟骨」などの商品を「がんが治った」「膝の激痛が取れる」などと言って5,000円~約19万円で売っていたとのことです。さらに購入者に「商品券を買ってVIP会員になると特典がある」と誘い、追加契約を結ばせていたとのことです。
これらの商品は薬事法の承認を受けておらず、効能を示すデータもないため、都は特商法が禁じる「不実告知」に当たると判断し、契約の書面を交付していなかったことも違法だとして処分したとのことです。
商品券は実際に使おうとすると「現金の方が割引率が高い」などの理由で断られたとのことです。同社は都に「VIP会員は全国に約9800人いる」と説明しているとのことで、2007年以降、都に57件(全国で246件)の被害相談があり、契約額は1人平均556万円(最高4000万円)に上るとのことです。
業務停止期間中も都外での販売は認められるが、同社は「営業を続けるかどうかは検討中で、商品券の返金には時間がかかるが応じたい」とコメントしているとのことです。