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『北海道立消費生活センターは、電話で健康食品を「注文した」と押し売りする被害が急増していると注意喚起』

【2013.04.10】
『北海道立消費生活センターは、電話で健康食品を「注文した」と押し売りする被害が急増していると注意喚起』
 道立消費生活センター(札幌市中央区)に昨秋から、高齢者の自宅に電話して、注文した覚えのない健康食品を「注文した」と押し売りする悪質商法が急増しているという相談が増え、3月には20件を超えたとのことです。「すぐに断って電話を切り、センターに連絡を」と呼びかけているとのことです。
 相談が増え始めたのは、昨年10月から。それまで月数件だったのが、11月に10件を超え、今年3月には23件に達したとのことです。被害は道内全域にわたり、主に70~80歳代の高齢者が1万~2万円支払わされることが多いとのことです。
 道立消費生活センターに寄せられた相談の中には、「注文を受けた6カ月分のグルコサミンを送る」と電話がかかってきて、「頼んだ覚えはない」と答えると、「注文データがある。買わないなら弁護士を立てて訴える」と強い口調で迫り、「3カ月分の3万円でいいから」と押し切られ、了承してしまったとのことです。数日後、代金引換郵便で届いた箱に入っていたのはサプリメント1瓶だけで、契約書も納品書もなかったとのことです。
 道立消費生活センターの斎藤清美・相談支援部長によると「突然電話をかけて『裁判を起こす』『刑務所に入れられる』といった非日常的な言葉で動揺させ、受け取らざるを得なくさせているとのことです。泣き寝入りしている人も多いのではないか」とみているとのことです。特定商取引法で、電話による勧誘販売はまず業者名と氏名、目的を告げる必要があり、こうしたルールを守らない業者の電話に対応する必要はなく、「いりません」と断って早く電話を切るようアドバイスするとのことです。あらかじめ留守番電話にしておくのも有効とのことです。
 斎藤部長は、もし商品が送りつけられても受け取りを拒否すればいいとのことです。「お金を払ってしまっても、センターが業者に働きかけて戻ってきた例もあるとのことです。こうした電話を受けたらなるべく早く知らせてほしい」と話しているとのことです。
道立消費生活センター
電話番号:050-7505-0999
営業時間:平日の午前9時から午後4時半まで

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