機能性表示最新情報 428号 /  ピント調節機能の色々

こんにちは。YDCのミッシーです。

それでは機能性表示最新情報をご紹介します。

K613 ロートV5 ビジョンパワー

「本品にはクロセチン、イチョウ葉由来フラボ

ノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクト

ンが含まれます。クロセチン、イチョウ葉由来

フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペン

ラクトンは、日常的なパソコンやスマートフォ

ンなどの使用により低下する、遠く※のものに

ピントを合わせる力を維持することが報告され

ています。※遠くとは、個人がピントを合わせ

ることのできる最も遠い距離(遠点)のこ

と。」

届出者はロート製薬さんで、SRの作成は自社と

第三者機関によるもの。今回注目したいのは

「遠くのものにピントを合わせる力を維持す

る」という表現です。これは初出の表現になり

ます。SRは1報採用で、主な評価指標は等価

球面度数となっています。

この等価球面度数から、先の表現をどう導いた

かというと、別紙様式5-17には次のようにあり

ます。

「等価球面度数はコンタクトレンズや眼鏡など

を作成するときの視力を定量的に表現する際に

も使用される一般的な屈折度の指標であり、調

節弛緩状態(無調節)で焦点を合わせることが

できる最も遠い距離(遠点)を表す指標の1つ

であるが、名称については一般的な認知度が低

いと考えられたため、分かりやすい表現が必要

と考えた。」

この説明だけだと少しわかりづらいところもあ

ります。これまでにもピント調節機能を訴求す

る事例は幾つもありましたが、それらとは何が

違うのでしょうか。例えば直近では以下のよう

な事例があります。

K558 ミルトセレクト インデナビルベリー

「本品にはビルベリー果実由来アントシアニン

が含まれます。ビルベリー果実由来アントシア

ニンには、VDT作業(パソコンやスマート

フォンなどのモニター作業)などで目をよく使

うことによるピント調節機能の低下を緩和する

ことが報告されています。」

K392 ココカラダ クロセチンフォーカスα

「本品にはクロセチンが含まれます。クロセチ

ンには、良質な眠りをサポートする(睡眠の質

[眠りの深さ]を高め、中途覚醒回数を減らし、

起床時の眠気や疲労感を和らげる)ことが報告

されています。また、目のピント調節をサポー

トする(スマホ、パソコン作業などにより生じ

る目の調節機能の低下を和らげる)ことが報告

されています。」

K558の主な評価指標は調節力、K392は調節微動

高周波成分の出現頻度(HFC)となっています。

K613を含めた3例はどれもピント調節に関わる

訴求ですが、実は見ている指標はそれぞれ異な

ることが分かります。

カメラに例えて簡単に説明すると、K613の指標

である等価球面度数はどの程度遠くまではっき

り見えるかというレンズそのものの性能にあた

り、調節力はそこからどこまで近くに寄せてこ

れるかというオートフォーカス機能、そして

HFCはオートフォーカス機能自体の安定性・が

たつき、といったイメージでしょうか。

つまり、K613の「遠くのものにピントを合わせ

る力を維持する」は、レンズ性能そのものの維

持という事になります。これまでの事例はレン

ズではなく、調節機構に焦点を当てていたので、

その点が大きく異なると言えますね。

それでは、またメールしますね。