『”がんに効く”とうたって温熱治療器を販売した「ルルドゲルマニウム」社の実質経営者らが逮捕』

【2010.01.06】
兵庫県の医療機器製造販売会社「ルルドゲルマニウム」社の実質経営者・田中好信容疑者が、”ゲルマニウムががんに効く”などとうたって温熱治療器「Geジェネワン」を無許可で販売したとして6日、薬事法違反容疑で兵庫県警生活経済課などに逮捕されました。
また、この機器を製造したとして大阪府の医療機器製造販売会社「プロテックフジ」社長・和田正記容疑者も薬事法違反ほう助の容疑で逮捕されました。
田中容疑者は、和田容疑者に依頼して温熱治療危機3台を厚生労働大臣の許可を得ないまま約40万円で製造させ、男女3人に計345万円で販売したということです。
この治療器は、ゲルマニウムを患部にあてて熱とマイナス電子を照射する仕組みということで、ルルドゲルマニウム社は「疾患のがん細胞を死滅させ、細胞を正常にする」などと効果を説明していたそうです。
逮捕された2人は調べに対して、「（許可の必要な）医療機器ではなく、健康器具だ」として、容疑を否認しているということです。