『千葉県薬務課が処方箋なしで向精神薬などを不正販売していたウエルシア薬局ユーカリが丘店に業務停止処分』

【2018.02.08】
『千葉県薬務課が処方箋なしで向精神薬などを不正販売していたウエルシア薬局ユーカリが丘店に業務停止処分』

　千葉県は7日、医師の処方箋が必要な医薬品にもかかわらず、30代の男性管理薬剤師が処方箋なしで勃起不全や脱毛症の治療薬、向精神薬を約3年間にわたって不正販売を繰り返していたとして、大手薬局チェーンのウエルシア薬局ユーカリが丘店に、9日～27日まで19日間の薬局業務停止処分にしたとのことです。健康被害は確認されていないとのことです。

　県薬務課によると、昨年9月に同薬局から内部調査で不正が判明したと報告があり、同11月まで3回の立ち入り検査を行っていた。

　同管理薬剤師は、2014年8月31日～昨年7月10日まで、自身を含む26人に処方箋なしで36種類の薬を計63回販売していたとのことです。「要望を断り切れなかった」などと説明しているとのことです。

　自身には向精神薬を勝手に処方。処方箋薬以外でも、用法や用量の説明文書を購入者に渡していない法令違反があったため、県は一連の違反を県警に通報したとのことです。

　東京のウエルシア薬局(本社)は取材に「薬の購入客に申し訳なく、(他の)利用客にも迷惑を掛けることをおわびする。法令順守を徹底する」としたとのことです。