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教えて薬事法

その他・クロスオーバー

兼ねる:ヒトとペット、化粧品と雑品

(あ)
「愛するペットに同じ物を食べさせたい」
というニーズがあります。

そのニーズに答えるべく、
「栄養たっぷりサプリ。ヒトにもペットにも」
という切り口はOKでしょうか?

(い)
オーガニック原材料を使用したスプレーで、「オーガニック植物由来のアルコールで、身の回りのモノの除菌や小さなお子さまの手指の汚れ拭きに」と訴求しているものがあります。
>>>https://www.drbronner.jp/organiccleanspray/
これはOKでしょうか?

掲載日:2021/2/10
企業名:(非公開)

1.(あ)について
(1) 同じものをヒトにもペットにも食べさせることを特にNGとする法はなく、切り口はOKです。
(2) 但、ヒトのために「食品表示法」に従って ヒト食品用の表示をし(詳しいことは、「健康食品・薬事法コンプライアンスのノウハウ2021年>>>https://www.yakujihou.com/dvd/text/2_1.html をご覧下さい)、ペットのために「ペットフードの表示に関する公正競争規約」に従ってペットフード用の表示をする必要があります。


2.(い)について
(1) A「身の回りのモノの除菌」は雑品で言えますが化粧品では言えません。
B「小さなお子さまの手指の汚れ拭きに」は雑品では言えますが、スプレーを単体で雑品とするのは困難です。

(2) Bに関しては例外的事例もあります。
i .資生堂さんのイハダのように(>>>https://www.yakujihou.com/merumaga/20210204.pdf)
「膜を作って菌カット」のようなロジックは「物理的効果ゆえの雑品」と説明できるのでありえます。
しかし、本件は「手指の汚れ拭き」を訴求しているので、そうなりません。

ii.「汚れ拭き」と言っているから「物理的効果ゆえの雑品」というロジックで行けるのではないかと思うかもしれませんが、この商品はスプレーであり、「拭く」は商品自体のロジックではありません。
この点がライオンさんのキレイキレイ(>>>https://www.yakujihou.com/merumaga/20210204-1.pdf)
とは違う点です。剤形の違いとも言えます。

キレイキレイはウェットシートという剤形なので、「手の汚れ・バイ菌をしっかり拭き取る」という訴求を商品自体から適法に導くことができますが、剤形がスプレーではそう行きません。

iii . 結局、本件商品は雑品兼化粧品と設計するのがベストです。

A「身の回りのモノの除菌」はそのままでOK、
B「小さなお子さまの手指の汚れ拭きに」は化粧品として可能な表現「小さなお子さまの手指の汚れに」と変えます。

そして、雑品としての表示(特にルールはありません)と化粧品としての表示(「化粧品の公正競争規約」に定めがあります)と両方行います。