『健康食品販売会社（長野の「サニーヘルス」）、HPや新聞広告などで「90秒でしわを目立たなくする」などとうたった化粧品広告は合理的根拠がないとして、景表法違反で措置命令』

【2012.7.19】
『健康食品販売会社（長野の「サニーヘルス」）、HPや新聞広告などで「90秒でしわを目立たなくする」などとうたった化粧品広告は合理的根拠がないとして、景表法違反で措置命令』
長野市の食品販売会社「サニーヘルス」は、HPや新聞広告などで「90秒でしわを目立たなくする」などと表示して化粧品を販売していたのは景品表示法違反（優良誤認）に当たるとして、19日、消費者庁により措置命令を受けました。消費者庁によりますと、同社は昨年7月から販売している美容クリーム「シュ・シュレ フィフローリペア90」について、HPや新聞広告などで「塗って90秒で角質層に浸透した酸素がくぼみを押し上げ、しわを目立たなくする」などと宣伝していましたが、同庁の求めに対して同社が提出した資料は、同表示の裏付けとなる合理的根拠を示すものとは認められなかったそうです。今年1月末までに約1万本を販売し、約4000万円の売上があったということです。同社は、早急に措置を講じ再発防止に努めるとしています。
その他の情報
1. 対象表示内容（自社HP）
①「速攻 シワが90秒でみるみる・・・！感激の速攻性の秘密は？」
②「塗って90秒で角質層に浸透した酸素がくぼみを押し上げ、シワを目立たなくします。」
③「フィフローのバルーン発想でふっくら“ふうせん肌”」と題する図
2. 措置命令の概要
(1) 対象表示は、対象商品の内容について、一般消費者に対し、実際のものよりも著しく優良であると示すものであり、景品表示法に違反するものである旨を、一般消費者へ周知徹底すること。
(2) 再発防止策を講じて、これを役員及び従業員に周知徹底すること。
(3) 今後、同様の表示を行わないこと。
消費者庁HP資料
http://www.caa.go.jp/representation/pdf/120719premiums_1.pdf