『消費者庁が高額な家庭用医療布団の連鎖販売をしていたロイヤルジャパンに9カ月間の業務停止命令』

【2015.01.08】
『消費者庁が高額な家庭用医療布団の連鎖販売をしていたロイヤルジャパンに9カ月間の業務停止命令』

消費者庁は8日、「確実にもうかる」などと言って会員勧誘し、高額な家庭用医療布団を契約させるなど連鎖販売(マルチ)をしたのは特定商取引法違反(重要事項不告知など)に当たるとして、東京都新宿区の連鎖販売取引会社「ロイヤルジャパン」(中込正男社長)に9カ月間の業務停止命令を出したとのことです。

同庁によると、同社は「他人に売ったらもうかるよ」などと告げて会員契約を結んで、1セット63万円の家庭用医療布団を販売し、その会員に別の消費者を勧誘させるなどしていたとのことです。複数の会員で消費者を囲み、長時間にわたって執拗(しつよう)に契約を迫ったり、「高血圧、糖尿病が改善する」など説明書にないウソの説明をしたりしていたとのことです。富山県内の60代男性は8セット、504万円分を購入させられたとのことです。
売り上げの半分を会員間で分配する仕組みで、同社の2013年の売り上げは29億6300万円だったとのことです。

全国の消費生活センターには同社について12年度以降、昨年11月までに計453件の相談が寄せられているが、同社は今回の処分に対し「内容を確認した上で対応したい」と話しているとのことです。