『開運ブレスレット業者「アマテル」の商品を掲載していた「主婦の友社」など2社を被害を受けた女性が東京地裁に提訴』

【2014.08.08】
『開運ブレスレット業者「アマテル」の商品を掲載していた「主婦の友社」など2社を被害を受けた女性が東京地裁に提訴』
　「願いがかなう」などと根拠のない広告で客を誘い込み、祈祷(きとう)料などの名目で次々と金をだまし取る「開運商法」の被害を受けた女性が7日、被害の端緒となった広告を掲載した「主婦の友社」など2社に損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたとのことです。
　開運ブレスレット業者「アマテル」(特定商取引法違反で処分)が、『全開運!しあわせ』(2012年5月号)に掲載し、「3日以内に効果を体感することが出来ます」などとして、通常20万円のブレスレットを期間限定で無料提供するとうたっているとのことです。
　被害にあった中部地方在住の主婦（当時57歳)は、ブレスレットを受け取った後、業者から「祈祷料が必要だ」などと繰り返し金をだまし取られ、被害は26回で、計2000万円余になるとのことです。
　記者会見した開運商法被害弁護団の川井康雄弁護士は「雑誌社は広告の掲載が読者に被害を及ぼすことを予見することができた」と、出版社の責任を強調しているが、雑誌を発売した主婦の友社、同発行元の主婦の友インフォス情報社はそれぞれ「訴状が届いておらずコメントは差し控える」としたとのことです。