症例紹介禁止

今日は医療広告ガイドラインの話です。
ガイドラインでは、体験談は禁止とされていますが、今年1月19日のこのメルマガで、
体験談禁止を乗り越える手法として医師が症例を語る手法を提案しました。

Q&Aを再現すると、こうです。
Q.体験談がNGなので「ドクターが症例を語る形にすればよい」と言われたのですが、
これはどういうことですか?

A.
1)たとえばGLP-1を用いた医療痩身の事例で、
「”注射と聞いて怖いと思っていましたが、実際にはお腹に押し当ててボタンを押すだけ。
簡単だし痛くもありませんでした”(25歳/A子さん)」
という体験談を載せるのはNGです。

そこでこれをドクターの症例報告の形にします。
たとえばこんな感じです。

「[25歳/A子さんの例]
初めは注射と聞いて怖がっていたが、実際にはお腹に押し当ててボタンを押すだけということ
を知ると、”簡単だし痛くない”ということで難なくできるようになった」
といった形で掲載するわけです。

2)実例としてこういう例があります
(>https://www.yakujihou.com/merumaga/it2301121.pdf?utm_source=haihaimail&utm_medium=email&utm_content=mailid-1244&hm_ct=f26b9ec1e0a5e97f3035a361a6035547&hm_cv=b9212f63b158669095ca297131b28c6f&hm_cs=18958081886376f26e2745b1.81014442&hm_mid=m11e8s&hm_id=m11e8s&hm_h=a09.hm-f.jp)。

なかなか妙案だったのですが、10月6日に出た
「医療広告規制におけるウェブサイトの事例解説書(第3版)」で、禁止となりました。
該当ページはここです(>https://www.yakujihou.com/merumaga/2310193.pdf)。

どうも当局もこのメルマガを読んでいるようです。
このNGを超える秘策もありますが、ここには書かず、ご希望の方に
個別にお伝えすることにします。
ご興味のある方は、info@yakujihou.com 問合せ窓口までお問合せください。