クリニックとエステがコラボした医療痩身(2)

次のようなクリニックとエステのコラボ企画を
検討しています。
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A.クリニックとエステがコラボした医療痩身の
ビジネスモデルを構築する。

B.エステ X はチェーン。
クリニックは一つ、Yクリニック。

C.エステ X が集客。

D.X の顧客に Yクリニックがオンライン診療を行い、
痩身効果のある医薬品を送る。以後定期お届け。
顧客は痩身維持のためエステに月1通う。
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(前回の続き)
4.エステは次のような広告を行うが問題ないか?
「エステ X とクリニックのコラボが遂に実現!
今までのエステでは実現できなかった、クリニックと
エステのコラボで、今までにないダイエットが実現できます」

(1)この広告は医療広告ガイドラインの規制を受けるか?
→医療広告の要件は、
(イ)特定性(医療機関名がある)と
(ロ)誘引性(そのクリニックでの受診を誘導している)。
この広告にクリニック名が出て来なければ、
(イ)を欠くので医療広告にはなりません。

(2)仮にこの広告にクリニック名がある場合、
この広告は医療広告ガイドラインをクリアーできるか?
→この広告はクリニックの広告としては自由診療の広告と
いうことになるので、医療広告ガイドラインをクリアーするには
「限定解除」が必要。「限定解除」を行うには前提として
「求めに応じて与える」が必要。
WEBであればそこはクリアーできるが、折込チラシなど
紙ではクリアーできない。

5.折込チラシでの広告を実現する手はないか?
→「折込チラシ自体には医療機関名が出て来ないなど、
医療広告の要件を満たさないようにしておく。
その折込チラシにはQRコードがあり、その飛び先には
医療機関名が書かれている」
この建て付けであれば、QRコードを読み込んでいる時点で
「求めている」と言え、「限定解除」の前提要件を
クリアーできると考えられます。

■いかがでしたか?
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