オンライン診療・培養上清液の行方

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今日は2題お伝えします。

1.オンライン診療の行方

 こちらについては、先週金曜日の「薬事の
 虎」でお伝えしました。

 ご覧になっていない方はそちらをご覧下さ
 い(>登録はこちらから)。

2.培養上清液の行方

 幹細胞を培養する過程で得られる上清液が
 クリニックに販売され、クリニックが診察
 メニューに加える、という事例が増えてい
 ます。

 幹細胞は再生医療法に定めた手続きに則っ
 て使わなければならず、国のチェックがあ
 るのに対し、上清液には全くそれがありま
 せん。

 なので、ピンキリです。

 そこで注意すべきことがあります。

 それは、上清液を用いた診療において何か
 問題(医療事故など)が生じたときは、ク
 リニック・ドクターが責任を負う、という
 ことです。

 安かろう悪かろうの提供事業者は逃げ足が
 早く消えてしまいますが、クリニック・ド
 クターはそういうわけにはいきません。

 なので、クリニック・ドクターは粗悪品を
 掴まされないようご注意下さい。

 YDCでは、ドクターが安心して上清液を導入
 できるように、レムクラ(REMCRA= https://remcra.com/)
 の部局として「上清液委員会」を起ち上げ
 ましたので、そちらをご利用下さい(>WEBサイト)。

 ちなみに、行政の方は情報収集に努めてい
 るようで、上清液のメジャーなメーカーや
 関連ドクターが厚労省に呼ばれてヒヤリン
 グを受けています。

 現状では「今は静観だが、何かあったらす
 ぐ動く」というPHASEのように思えます。