オンラインクリニックのロジ

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  • 投稿カテゴリー:医療の虎

従来型のクリニックでは、先月に比べ今月は
来院者が10倍になる、ということはありませ
んが、通販では広告を増やすことにより、そ
ういうケースも珍しくありません。

なので、オンラインクリニック(企業関与型)
を考える際にロジをどうするかはとても重要
な問題です。

今日はその問題を考えてみましょう。

1.まず、「そんな問題、院外処方にすれば薬
 局さんがやってくれるから気にする必要は
 ない」と思うかもしれません。

 しかし、薬局はあなたが経営していない限
 り、あなたの思い通りに動くとは限りませ
 ん。

 突然値上げを要求してくるかもしれません
 し、突然「や~めた」と投げ出すかもしれ
 ません。

 つまり、院外処方型は他人任かせで経営の
 安定性が全くないのでGOOD CHOICEではあり
 ません。

2.院内処方でやるとして、数が増えてきたら
 誰がパッキングをやるか?という問題が生
 じます。

 量が少なければクリニックスタッフがやれ
 ば済むことですが、量が多くなるとそうい
 うわけにもいきません。

 そこで3段階で考えましょう。

 1)まず、クリニックスタッフでやる。

 2)それでまかなえなくなったら関与企業の
  スタッフがクリニック内で行う(医師監
  督下で行うのであれば誰が行ってもかま
  いません)。

 3)「クリニックでやるのは手狭」というレ
  ベルになって来たら、同じビル内の別部
  屋を借りることを考えます。

  別部屋であれば「分室」扱いとなり、新
  たに管理者=院長を置く必要がありませ
  ん(厚労省H.28.3.7事務連絡>ルール集17-P)。

  C社やD社はこの手法でクリニックのある
  同じビル内の別部屋に薬剤を置きながら
  運び出しているようです。

 4)同じビル内に空室がなければ3)の手法は
  採れないので、薬局を買収してそこを自
  分の意のままに動かすことを考えること
  になります。(S社はこの手法を採用して
  いるようです)。

 5)ただ、4)の前にこういう手法もあります。
  
  つまり、薬剤のパッキングはクリニック
  か薬局でしかできませんが、ピッキング
  は誰でもできます。ヤマト等が運搬を行
  う場合、ダイレクトに顧客に配送する以
  外に、一旦どこかに運んでそこから顧客
  に配送するという中継基地方式も実際行
  われています。

  この中継基地に関与企業がなることはで
  きないのか? つまり、クリニック→関
  与企業→配送業者というやり方はどうな
  のか?

  これが可能ならクリニックが手狭になっ
  てもある程度対応できます。

  ご興味ある方はinfo@yakujihou.com 問い
  合わせ係までお問い合わせ下さい。