プラットフォーム型オンライン診療

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コロナ禍暫定でスタートしたオンライン診療
の全面解禁。

アフターコロナは全く見えず、「暫定」が
「恒久」の流れとなり、企業によるオンライ
ン診療の参入が増えています。

いくつかのパターンがありますが、その一つ
がプラットフォーム型。オンラインピルのス
マルナがその草分けです(>スマルナLP)。

このパターンの場合、どこか特定のクリニッ
クが前面に出るということはありません。前
面に出るのは「スマルナ」というシステム名
です。

LPを前面に出して企業が集客を行い、顧客は
スマルナに入って(1)オンライン診療を受け、
(2)お金を払って、(3)薬剤を受けとる、とい
うフローになります。

企業が診療費を受け取るのは医療法上NGなの
で、(2)のフェーズは「集金代行」という形
を採ります。

(3)のフェーズ=ロジは宅配業者が行います
が(ネコポスなど)、ここで一つ問題があり
ます。

それは、「企業は医薬品(医療用)を保管で
きない」ということです。

医薬品を保管できるのはクリニックか調剤薬
局です。

しかし、そもそもこのビジネスモデルの利点
は、特定のクリニックと組まないということ
なので、ここが一点悩みどころです。

スマルナのケースでもここが問題となりまし
たが、結局、調剤薬局を買収し、そこをロジ
の起点としているようです。

ちなみに、このビジネスモデルの場合、ドク
ターはバイトみたいな感じでオンライン診療
を行うことになりますが、それについては1件
あたり2~3000円というところが相場になりつ
つあります。