オンライン診療の運用と数値(1)

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コロナ禍の「臨時」措置として昨年4月10日から
全面解禁されたオンライン診療ですが、「臨時」
ではなく「恒久化」に向かって進んでいます。

そのオンライン診療の運用の実態とマーケティング
数値をこれからシリーズでお伝えしていきます。

1.オンライン診療の運用として注目される点が
 2つあります。
 
 一つは初診において7日超の薬剤処方を可能に
 するための「基礎疾患把握」の手段は何か?
 EメールやLINEでの問診でもよいか?

(1) R2.4.10.にはこう書いてあります。

  「診療の際、できる限り過去の診療録、診療
  情報提供書、地域医療情報連携ネットワーク
  又は健康診断の結果等により当該患者の基礎
  疾患の情報が把握できない場合は、処方日数
  は7日間を上限とする」

  なので、この中の「診療録等」をどう読むか?
  です。

  ちなみに、東京都はオンライン診療の実績を
  毎月保健所に届け出なければなりませんが、
  そのフォーマットでは「過去に受診履歴のない
  患者に対し、かかりつけ医等からの情報提供を
  受けて診療を行った。」となっており、やはり
  「等」が付いています(>フォーマット)。

(2) 以上からすると、基礎疾患(既往症や現在の
  服薬状況や現在の体調)が把握できるので  
  あればEメールやLINEでの問診でも不可とは
  言えないように思います。

2.もう一つの注目点はオンラインの手段。
 LINEやチャットでもよいのか?です。
 これは次回へ。

ご興味ある方は、、info@yakujihou.com 濱野まで
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