オンライン診療完全解禁恒久化へ近づく

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日本で唯一人、クリニックのリーガル
マーケティングをコンサルしている林田です。

今日はお休みの予定でしたが、オンライン診療
に関し重要なニュースが入ってきましたので
お伝えしておきます。

1.オンライン診療規制タイムラインを整理する
とこうなります。

(1)平成30年3月30日の通知で「初診対面、
オンラインは再診のみ可」という
ルールが確立しました。

(2)コロナ下で医療崩壊の危機が迫り、
今年4月10日の事務連絡で「初診から
オンラインOK」となりました。

但、これはコロナ下の緊急措置でコロナが
収束すれば終了することになっています。

(3)コロナが収束し4.10がENDになると、
3.30が復活します(>>>
https://www.yakujihou.com/merumaga/202012241i.pdf )。

そこで、いずれ復活するであろう3-30の見直し
が厚労省の検討会で11月始めから検討され年内
に結論を出すことになりました。

(4)検討会では、「初診原則対面でよし」と
する意見が多数を占めています。
厚労省はオンライン診療全面解禁には
ネガティブで、その意向を受けたものと
思われます。

(5)他方、官邸はオンライン診療全面解禁に
ポジティブです。
官邸オリエンテッドの規制改革推進会議は
12月21日に「恒久化を前提に来年度をめど
に対応を定める方針を盛り込んだ」と
朝日新聞は報じています(>>>
https://www.yakujihou.com/merumaga/202012242i.pdf )。

2.結局、厚労省検討会の結論を待つことなく
官邸の意向が示されたわけです。

今後も官邸主導で、オンライン診療完全解禁
「恒久化」に向かって行くものと思われます。

いかがでしたか?

来年はオンラインを制する者が医療マーケットを
制することになりそうです。