業者主導型オンライン診療の５回目。
今回のテーマは売上の管理です。
業者主導型クリニックを作る場合の実践的な問
題として売上（診療報酬）の管理をどうするか
という問題があります。
MS法人型クリニックの場合は、院長個人に売上
が入り、一般社団法人開設者型クリニックの場
合は社団に売上が入ります。
いずれにせよ背後にいる企業に直接売上が入る
ような建て付けはできません（医療法違反）。
これは株式会社が直接クリニックを運営するこ
とが原則禁止されていることの当然の帰結です。
カード払いOKにして収納代行会社を使えば収納
代行会社に一旦売上が入りますが、収納代行会
社は背後にいる企業に売上金を回すことはしま
せん。
医療法違反の共犯みたいになるからです。
背後にいる企業が売上の管理会社として売上の
受け皿になることは可能ですが、一旦は院長
ないし社団にお金を渡さなければなりません。
ここまで見越して背後にいる企業が収納代行会
社を作っている例もあります。
そこまでできないのであれば、以前このメルマ
ガで書いたように院長ないし社団の銀行口座を
ネット銀行に開設し、そのアイパスを共有する
という形で売上を管理することになります。
■いかがでしたか？