日本で唯一人、クリニックのリーガルマーケティングを
コンサルしている林田です。
1.3月30日、厚労省はオンライン診療の
ガイドラインを公表しました。
その内容は、遠隔診療に関し初診対面を
不要とした昨年7月14日の通知を180度
転換し、初診対面原則に回帰するものと
なっています。
その結果、「始めからオンライン>>>医薬品処方」
は明確にNGとされています。
「始めからオンライン>>>ED薬・AGA薬処方」
というビジネスモデルを構築されている
クリニック様は早急にビジネスモデルを
変更する必要があります。
それは、(A)初診来院にする、(B)遠隔健康
医療相談とオンライン受診勧奨を組み合わせた
モデルにする。
この二つです。
2.(B)について説明しましょう。
(1)遠隔健康医療相談
(あ)遠隔健康医療相談とは、患者の話を
ひととおり聞いて、一般的なアドバイスをする、
というものです。
(い)前提は、「患者の話をひととおり聞く」です。
つまり、検査データなどを送ってもらって
判断することはできません。
(う)コミュニケーション方法に制限はありません。
つまり、顔見せリアルタイム型である必要
はなく、タイムラグのあるメールでも
かまいません。
(2)オンライン受診勧奨
(あ)オンライン受診勧奨とは、患者を個別的に
診断してアドバイスを行う、というものです。
(い)こちらは、検査データなどを送ってもらって
判断することができます。
しかし、診断として、疾病を断定することは
できず、「××の疑い」と言わなければ
なりません。
(う)「アドバイス」は、「○○科に行くとよい」
といった受診勧奨の他、食生活・日常生活
サプリ・コスメのアドバイスも可能です
(但、医薬品を自ら処方することや指示する
ことはできません)。
(え)コミュニケーション方法は、原則、顔見せ
リアルタイム型です。
(3)以上からすると、入口は自由度の高い
カウンセラーによる「相談」にしておいて、
そこで本気度の高い顧客をスクリーニング
して、ドクターによるオンライン受診勧奨
のステージを開始する、という仕組みが
よさそうです。
詳しくは、下記有料レポートをご覧下さい。
オンラインクリニックのビジネスモデル
-2018年度新規制対応版-
初診原則対面ルール下でもオンラインで完結
できるビジネスモデルの作り方をレクチャーします。
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