機能性表示最新情報 413号 / 商品名が公表される

こんにちは。YDCのミッシーです。

今年の4月1日から始まった新基準の運用から半
年が経ち、9月末時点での受理件数は、なんと
僅か72件でした。これがどれくらい少ないかと
いうと、機能性表示食品制度がスタートした
2015年の同期間の受理件数が146件なので、

その半分にもギリギリ届かない件数という事に

なります。

2015年度全体の受理件数は307件であったため、
上記と同じペースだと、今年度の件数は150件
程度になってしまいます。もっとも、受理され
た72件の中には原料メーカーさんの届出も多く
含まれているため、そのSRを使いまわした申請
が今年度後半から多く出てくるかもしれません。
そうなると件数は増えてくると思いますが、ど
うでしょうか。年度末に期待しましょう。

さて、そんな状況の機能性表示ですが、10月14
日に、買上調査と機能性関与成分に関する検証
事業という二つの報告が消費者庁から発表され
ています。

まず、買上調査は毎年行われているもので特別
用途食品、特定保健用食品、機能性表示食品に
ついて、成分量が規格値に合致しているかどう
か調べるものです。対象は市場に出回っている
商品から選ばれます。

これまでは調査した件数だけが公表されていま
したが、今年度からは機能性表示食品のみ、商
品名や測定結果などの詳細が公開されるように
なっています。機能性表示食品では83件が調査
され、その内の1件について申請された含有量
を下回っていたとされています。もちろん、そ
の商品名や含有量も公開されており、申請は撤
回されたとしています。

一方、機能性関与成分に関する検証事業は、機
能性表示食品だけが対象であり、含有量の分析
方法の妥当性を検証するものです。こちらの場
合は前回の検証作業以降に申請された新規の成
分、及び、「届出された全ての機能性表示食品
のうち分析方法に疑念のあるもの」が対象です。

少し前のメルマガで、過去の機能性関与成分に
関する検証事業が公表されたことをお伝えしま
した。今回の報告はその最新版で、I番やJ番代
の事例が含まれています。もちろん、商品名も
公表されています。特に興味深いのは、コメン
ト欄のところで、国立医薬品食品衛生研究所か
らの所感が端的に示されていて、分析方法等を
検討する際には参考になるのではないでしょう
か。

上記どちらの報告書でも共通していることは、
今回から商品名が公表されることになったとい
う点です。分析に係る事柄については、過去の
諸々の事件などもあり、厳しくなっているとい
う事でしょう。成分の品質管理や分析について
は、これまで以上に気を付ける必要がありそう
ですね。

それでは、またメールしますね。