オンラインクリニックビジネスの要所(1) 

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現在、企業が絡むオンラインクリニックのビ
ジネスモデルは大きく3つあります。


A.クリニックが表に出て企業がバックヤード
 …クリニックフォアなど

B.企業が表に出てクリニックはバックヤード
…DMMオンラインクリニック(クリニックは
 新六本木クリニック)など

C.システム(アプリ)が表に出てドクターは個人

とつながる…スマルナ(ピル)など

これらのビジネスモデルにおいて実務的に企
業側が気になる点を、今日は3点取り上げまし
ょう。

(1) 企業側のショッピングカートを使うこと
  は可能か?

  出口をサプリやコスメにするなら問題な
  く可能です。しかし、医薬品であっても
  クリニック側(Cの場合はドクター側)
  と集金代行契約しておけば、企業側はあ
  くまでも仮の受注なので、そのカートを
  使うことは可能です。

(2) 始めから定期コースに持って行っても問
  題ないか?

  標準的治療からすれば、顧客(患者)の
  様子をよく把握し、継続的投与の必要性
  があれば定期コースも可、ということに
  なります。

  しかし、AGAやピルなどは継続的投与の
  必要性が定型的に認められるものなので、
  始めから定期コースに持って行っても問
  題ないと言えます。

  クリニックフォアやスマルナはそういう
  モデルを採用しています。

(3) カルテをどうするか?

  自由診療の場合、カルテを作成するか、
  作成するとしてどのような形にするかは
  ドクターの裁量に委ねられています。

  よって、LINEのやり取りを保存するとい
  う形でも構いません。