こんにちは。YDCのミッシーです。
先日ニュースサイトを見ていたところ、機能性
表示食品の自己点検を怠ったことで商品回収に
発展した事例が報じられていました。トラスト
ライン社の機能性表示食品『KILLER BURNER II』
が、自己点検の未実施を理由に回収となったと
いうものです。
※林田先生も機能性表示水面下情報-351号-にて
いち早く報じていた件です。
(https://www.yakujihou.com/
mailmagazines/archive/101270/)
同社は初回の自己点検を昨年9月と早い時期に
済ませていたため、2回目の期日も早く到来し
ていました。ところが2回目の点検は行われず、
期日以降に販売した分が回収の対象になったよ
うです。
気になったので、消費者庁のリコール情報サイ
トで「機能性表示食品」と検索してみたところ、
4件がヒットしました。そのうちの1件が、今回
ニュースで取り上げられた事例です。リコール
情報サイトは2012年から運用されているような
ので、4件というのは少ない印象でした。ただ、
これは「機能性表示食品」というキーワードだ
けでは該当事例を拾いきれていないためのよう
です。
たとえば、紅麹問題で回収となった機能性表示
食品のうち、いくつかの商品も登録されていま
した。しかし説明欄に「機能性表示食品」の文
字がないため、検索には引っかからない仕様に
なっているようです。
さて、検出された4件は、いずれも2026年の掲
載で、最近のものばかりです。
このうち1件は、機能性関与成分量に違反があっ
たことによる回収です。少し前に、消費者庁の
買上調査で機能性関与成分量に問題があった件
数などが報告されていましたので、その関係か
もしれませんね。
残りの3件は、いずれも自己点検の未実施によ
る回収です。今回ニュースになった事例より前
に、すでに2件の回収が行われていたことが分
かります。
ちなみに、今年4月初めの時点で、自己点検未
実施の届出は200件程度あったと当時のニュー
スで報じられていました。その大半は、そのま
ま撤回という流れになったものと思われます。
自己点検を怠った場合にどうなるのかは、今年
の3月頃によく聞かれた話題でした。上記の事
例を見ると、その流れがはっきりしてきます。
(1)自己点検の期日を過ぎた時点で届出デー
タベースがロックされ、機能性表示食品として
販売する資格を失う(=撤回扱い)。
(2)その瞬間から、すでに印刷済みのパッケー
ジ等も使用できなくなる。
(3)期日を過ぎて販売した分は、商品回収の
対象となる。
(4)再び機能性表示食品として販売するには、
新規届出が必要となる。届出は販売の60日前ま
でに行う必要があるため、最短でも2カ月程度
はかかる。また、届出番号が変わるため、パッ
ケージの刷り直しも避けられない。
3月末の自己点検は初回だったため、どの企業
も一斉に同じ時期が締め切りでした。一方、2
回目の自己点検は初回の提出日から1年後が期
日となるため、締め切りは企業ごと、さらには
商品ごとに異なります。前回と同じく3月末だ
ろうと安易に考えていると、土壇場で慌てるこ
とにもなりかねません。
特に複数の商品を届け出ている企業では、商品
ごとに期日がばらばらになっている可能性があ
ります。この機会に、届出データベースで自社
商品それぞれの次回期日を、今一度ご確認いた
だくことをおすすめします。
皆様、ゆめゆめお忘れなきよう。
それでは、またメールしますね。